ゲームオブスローンズ
エミー賞史上最多の32ノミネートを獲得した『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章。12件の最優秀賞を受賞しましたが、プライムタイム部門では2つの最優秀受賞に留まり、残り10はキャスティング、コスチューム、プロダクションデザイン、作曲、撮影、ヴィジュ…
実物は、か細くて繊細で存在感もウスいのに、やや情けないキャラづくりに異様な説得力があるので作品のナラティヴを変えてしまい、圧倒的に新鮮な解釈をみせつけてくれるベン・ウィショー。 一部では当代随一といわれる役者のベン・ウィショーが、シェイクス…
『ゲーム・オブ・スローンズ』の第2シーズン以降、彼こそエミー賞に相応しいとファンコミュでは騒がれてきたシオン・グレイジョイ役アルフィー・アレンが、とうとうエミー賞ノミネート!がなのに、7月にノミネが発表されて1月以上!ほぼ何の情報も出てこ…
『ゲーム・オブ・スローンス』のヴァリス役コンレス・ヒルが『ヴェラ・ドレイク』のイメルダ・ストウントンと一緒に主演を務める芝居『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を見てきました。 3時間の上演時間中ずっと笑い転げてました。それも、悪趣味で…
今週のお題「わたしの好きな歌」 もの悲しげなのに不気味なギターのフレージングに戦いのドラムのように威嚇的なパーカッション。そこに震えるようなホージアのヴォーカルが被り、深い闇を感じさせる"In The Woods Somewhere"。聴いた途端に魅せられました…
「スターウォーズ」にはダース・ヴェイダー、バットマンにはジョーカー、「ハリー・ポッター」にはヴォルデモートと、不条理で圧倒的な悪漢がいてこそエンタメ度が増すアクション・アドヴェンチャーの世界。 複雑でリアルな人物像を扱うゲーム・オブ・スロー…
ラムジー・ボルトン(スノウ)とシオン・グレイジョイの不可解な結びつきを深読み、分析しまくるの続編です。 今回は、性的サディズムとか戦時捕虜の虐待とかストックホルム・シンドロームとか、本当に耳障りのよくない話題も入ってますので、嫌なかたは読ま…
実は、アタシが一番興味を惹かれるストーリー・ラインはラムジー・ボルトンとシオン・グレイジョイの不可解な結びつきです。最終シーズンの熱狂も過ぎ去ったようなので、そろそろこれを語ってもいいかも・・・。 サイコパスの心理とか、代償行為とか、耳障り…
8年間貯めてきた積立ファンドが半額になってしまったような、どうにもスッキリしないゲーム・オブ・スローンズの終りっぷり。デナーリスやジョン、ティリオンのキャラ展開に無理があったし~~~、地力のある役者順に死んじゃったから、最後はティリオンの語…
ゲーム・オブ・スローンズ最終シーズンの最終話、欲しがっていたものを手に入れたのは誰かと考えると、"北の女王"となって冠を頂いたサンサ・スタークが一番に浮かびます。サーセイと同じように女王になることが少女時代からの夢だったサンサ。 それでは、サ…
ゲーム・オブ・スローンズ最終章・最終話に飲み込まれることができず、ボヤキで終わってしまったビルコンティ。なぜそうなってしまったのかを反省しつつ、物語を支えてきた"約された"ヒロインとヒーロー、デナーリス・ターガリエンとジョン・スノウの物語…
最終シーズン最終話のエンディング近く、ティリオンの下に集まったブロン、ダヴォス、ブライエニー、サムといった小評議会のメンツを見て七王国の黄金時代に向けた復興の兆しを感じられなかった私目。 なんでかな?そうだ、タイレル家がいないと・・・。 何…
エピソード3では"夜の王"も倒せず、エピソード5ではデナーリス・ターガリエンの大虐殺を黙認しってしまったジョン・スノウ。"光の王"の女祭司メリサンドルに"約された王子"と認められ、死から蘇っても、これまで機能不全に陥っているジョン・スノウ。 それ…
やらかすんだろうな、やらかすんだろうなという視聴者の期待を裏切ることなく、やらかしてくれたデナーリス・ターガリエン。さすがに狂王エイリスの娘です。って、感心してる場合じゃない! 恐怖で始まったデナーリスのキャラのこれまで、ターガリエン的統治…
サーセイとジェイミー&ユーロンの関係、デナーリスとジョン、ティリオンとヴァリスの裏切りなど、いろいろな登場人物の行く末を憶測してきましたが、多分 その多くの決着がつきそうなゲーム・オブ・スローンズ第8シーズンep5。 予告編と公開写真の気になる…
ジョン・スノウに王位継承権があることを知って、どうやらまた企みを巡らし始めた様子のヴァリス。 非常に長いあいだ、私にとってはヴァリスとリトルフィンガーが一番面白い王座争奪戦のプレイヤーだった。 この二人の思想の違いを考えてみた先読み記事を、…
愛する女のため、愛する家族のため、うろたえ思い悩む男たち。怒りや情念に任せて突き進む女たち。社会的枠組みに常に囚われている男性原理、ギリシア悲劇に出てくるパイドラーやメディアのように激情が炸裂したら止まらない女性原理。 という観点から見てい…
"夜の王"を倒して、勝利に沸くウィンターフェル城。「サーセイを根こそぎ倒してやる」と豪語するデナーリス・ターガリエン。だが、王都のサーセイはユーロン・グレイジョイを従えて不敵に微笑む予告編。 鉄の玉座争奪戦となる最終章後半。不確定要素の多いデ…
傲慢で女たらしのふざけた男から、父親に捨てられた不安を抱える青年の顔をのぞかせ、卑怯な裏切り者になり、拷問の被害者になり、人以下の生き物リークになり、トラウマに苛まれる生き残った被害者になり、そこから立ち直ろうと誰よりも高潔でストイックに…
「俺たちの敵は疲れる事もなく、止まることもなく、何も感じない」 ジョン・スノウの言葉通り、倒しても倒しても死体を亡者として使うことで、再び襲い来る"夜の王"の軍勢。勇敢なドスラク軍も鉄壁の軍規を誇る"穢れなき軍団"も崩壊状態に。不落と思われ女子…
"夜の王"の襲来前夜、戦士のつかの間に休息のように平穏な時間。旧交を温め、再会に思いを深める人々がウィンターフェルにはいた。 その中でも、ビルコンティが一番心を揺さぶられたのは、サンサ・スタークとシオン・グレイジョイの再会。ファンダムでは、二…
ウィンターフェル城に集った人々の間のさまざまな不協和音で不穏な幕開けとなった第1話。最後はブラン・スタークと彼を塔から突き落としたジェイミー・ラニスターの再会でした。 そして、ジェイミーを裁いているような場面から始まる第2話予告編。気になる…
最初に殺されたのは幼いネッド・アンバー公と、相変わらず子供に残酷なゲーム・オブ・スローンズ。 とはいえ、第8シーズン第1話のコンセプトは同窓会と転校生っていうか、さまざまな再会と出会い。でもって、人間関係の不信と不和の種は尽きない・・・ とい…
私の心に一番ヒビく登場人物は、大胆に活躍することもなく予告編にも出てこないシオン・グレイジョイ。 裏切り者・卑怯者、さらに人以下の召使、虐待の犠牲者・去勢者として、日のあたらない牢獄や犬舎、城の片隅や姉ヤーラの影で息をひそめて生きてきたシオ…
最終章・第8シーズンの放送まで2週間を切り!!! 待ち遠しいような、終わって欲しくないような・・・。ファンにとっては悩ましい今日この頃。 ということで、今シーズン話題のTVドラマ史上最長といわれる"夜の王"との”大いなる戦い"のキーパーソン、ブラン…
「ジョフリー、サーセイ、ウォルダー・フレイ、メリン・トラント、タイウィン・ラニスター、紅の女、ベリック・ドンダリオン、ソロスのミア、イリン・ペイン、マウンテン、ハウンド」これは、アリア・スタークの殺しのリスト。父親エダード(ネッド)の処刑…
原作にある「不死の者たちの館」での予言からティリオン・ラニスターがデナーリスを裏切ることを予測していたビルコンティでしたが それが成就した今、ティリオンという男とその愛ある裏切りについて、もう一度考えてみます。
夫であるロバート・バラシオン王を裏切って実弟のジェイミーとの間に子供を儲け、それがバレそうになると夫を殺害、真実を知る忠臣エダード・スタークを奸計で斬首刑に導き、我が子トーメン王に取り入った妃マージョリー・タイレルの一家と王都の民一区画分…
待ちに待った予告編登場!と喜びたいところが、あのアリア・スタークが恐怖に息をのみ、血を流しなが逃げ惑っている!!!ブレーヴォスの地で過酷な修行に耐え、無敵の殺戮マシーンになったはずのアリアが、こんなに取り乱すなんで、どうして!??? もう、…
クリクリ巻毛に憂いを帯びた青い瞳、少し頼りなげな細身のリチャード・マッデン演じるロブ・スターク。相次ぐ不幸に襲われる健気な少年王は、放送当時お茶の間の女性達の母性愛に訴えかけて~~~、人気沸騰。 とはいえ、そんなキャラもサックリ殺してしまう…