海外エンタメ 千一夜物語

もの好きビルコンティが大好きなゲームオブスローンズを中心にゴシップ話も交えて、海外ドラマ・エンタメを一人語り・・・

マッツ・ミケルセンが史上最強のハンニバルになる瞬間 1.06アントレ 深読みネタバレ

ジリアン・アンダーソン が脳天気な酔っ払い、マッツ・ミケルセンがボイズンダフッドのガキ大将、ヒュー・ダンシーが面倒見のいい隣のおばさんみたいだったという以外には、新しい収穫がなかったハンニバルリユニオンで気落ちしてしまったビルコンティ。 気…

『海賊』はバレエの冒険ロマコメ アシルムラトワ/ルジマトフ 全幕動画付き

ジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン』といえば、いわずとしれたディズニーの看板アクションアドヴェンチャー。シリーズ5作を数え、スピンオフも計画されている大人気作品。 バレエにも大ヒットの『海賊』があるので、その原点となる作品…

ハンニバル1.05コキーユ 死の受容と内なる悪 深読みネタバレ

悪夢と夢遊病、天使に見立てられた死体や透視能力が登場するグロ美しい第5話。犯罪捜査シリーズのふりをして始まり、サイコスリラーに変化し続けた『ハンニバル』シリーズですが、ついに、 サイコホラーに! 幼虫がさなぎになり、孵化するように変化し続ける…

ハンニバル1.04 ウフ 失われた少年たちは家族を取り戻せるのか?ネタバレ深読み

米ネットフリックスで快進撃継続中。6月23日にはzoomでキャスト&スタッフのリユニオンも公開されたハンニバル周り。見逃したアタシは、7月11日のYT公開をまちながら、深読みを続けますかと…

ハンニバル1.03ポタージュ 加害者の娘というトラウマ ネタバレ深読み

USネットフリックスで6月5日再配信開始、6/13日現在全米視聴の総合チャート10位、TVドラマ部門8位という快進撃を続ける『ハンニバル』。 そうなの、そうなの!これが本来の実力。NBCなんぞでホンモノが分からない米国一般視聴者を相手にして、その後は視聴料…

ハンニバル1.02アミューズ・ブーシュ 人はつながりを求める ネタバレ深読み

USネットフフリックスで再配信開始、主演のマッツ・ミケルセンが「第4シーズンができるかも」とtweetして、また、話題騒然となってきたTVドラマ『ハンニバル』。ちゅうことで、第4シーズンが見たいファンとして、各話のおさらいをしたくなったビルコンティで…

ちょい悪姉御の「グラン・パ・クラシック」 テリョーシキナ/チューディン 動画付き

バレエが好きと誰かに言うと、チョイっと前までシルヴィ・ギエムのファンかと聞かれて、ムッとすることが多かったビルコンティ。 で、長年バレエ愛好家がギエムの演目と認識していたのを、最愛のヴィクトリア・テリョーシキナがうっちゃりをかけて爆裂圧勝し…

セクシーなお姉さんのキレキレ「ドンキ」 テリョーシキナ グランパ動画付き

セクシーでグラマラス、パワフルでキレキレって、最盛期のブリトニー・スピアーズとか、ジェニファー・ロペスとか、ジャネット・ジャクソンみたいなパフォーマーを見た時に浮かぶ言葉ですが、バレリーナにもそういうお姉さんがいるんですね。 その人の名はヴ…

2人のシャーロック役者が天体衝突な『フランケンシュタイン』

外出規制で各国の劇場が封鎖状態になって、過去の上演策のYouTubeライヴが始まっていますね。中でも強烈にインパクトなのがナショナルシアターライヴの『フランケンシュタイン』。 『トレインスポッティング』のダニー・ボイル演出で2011年上演、『シャーロ…

マリインスキーの『くるみ割り人形』はキラキラ、フワフワ甘~いメレンゲ 全幕動画付き ソーモワ/シクリャロフ

バレエ好きと自認する皆さまとお話すると、子ども時代に『くるみ割り人形』を見てと、うれしそうに話す方が多いのですが、悲惨なバレエ鑑賞体験に悩まされてきたビルコンティは、実際にどんな公演をご覧になったのか、根掘り葉掘りチェックします。 懐疑心だ…

4000万アクセス超の『白鳥の湖』全幕動画付き、マハリナ/ゼレンスキー キーロフ・バレエ

10年前、映画の『ブラック・スワン』が大ヒットしたとき、『白鳥の湖』ってどんなもんよってな感じでみなさんが見にきて話題になり、あっという間に万単位のアクセスを獲得、あまりの人気にワーナー・クラシックスの公式看板コンテンツになったYouTube動画が…

コービー・ブライアント追悼 死んじゃうなんてつらいじゃないか!!!

NBA

twitterを開いたら、コービー・ブライアントと愛娘ジジちゃんの写真が目に飛び込んできた。女子バスケ界で注目されはじめたジジちゃんの話題かと思って下を見たら「ヘリコプター墜落、死亡」なんちゅう文字が書いてある。 「そんな...」という言葉しか出てこ…

『ジョジョ・ラビット』を見た。イタすぎる現実は、笑い倒してもイタすぎる!

コメディの異才タイカ・ワイティティ監督作品『ジョジョ・ラビット』は、1300万ドルという、助演したスカーレット・ヨハンソンの出演料だけて終わってしまいそうな低予算で製作された作品。 盛大なプロモーションをかけてたわけでもないのに、去年のトロント…

『ハンニバル』は、何故2010年代のベストTVドラマなのか? 第1話:アペリティフ ネタバレ

『ゲーム・オブ・スローンズ』最終シーズンや『ウォーキングデッド』の尻すぼみっぷりにあきれ果て、ドラマを見る意欲を失ってしまったビルコンティ。 そこで、最終話までハイクオリティっぱなしだった番組を考えてたら『ハンニバル』があるじゃないかとDVDS…

ウォーキング・デッドは何処へ行く? シーズン10第1話を読む

人気低迷していたシーズン9のプレミアからさらに34%の視聴率減という、最低視聴率を更新してしまった『ウォーキング・デッド』のシーズンプレミア。 そろそろ打ち切りになってしまうのか?その根深いダメ度を探ってみました。

エミー賞 『ゲーム・オブ・スローンズ』とベン・ウィショーと『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件』

エミー賞史上最多の32ノミネートを獲得した『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章。12件の最優秀賞を受賞しましたが、プライムタイム部門では2つの最優秀受賞に留まり、残り10はキャスティング、コスチューム、プロダクションデザイン、作曲、撮影、ヴィジュ…

ベン・ウィショーと『パフューム ある人殺しの物語』という奇跡の映画

トム・ティクヴァ監督の2006年作品『パフューム ある人殺しの物語』は、至高の香水を生み出すために殺人を犯し続ける調香師を描く。醜悪で残酷で、とてつもなく美しい映画。アタシ的には当代随一の役者、ベン・ウィショーと出会った記念すべき作品でもあり・…

ベン・ウィショーの『ジュリアス・シーザー』 見事なまでに情けないブルータスの絶妙

実物は、か細くて繊細で存在感もウスいのに、やや情けないキャラづくりに異様な説得力があるので作品のナラティヴを変えてしまい、圧倒的に新鮮な解釈をみせつけてくれるベン・ウィショー。 一部では当代随一といわれる役者のベン・ウィショーが、シェイクス…

シオン・グレイジョイ役アルフィー・アレン エミー賞ノミネーションが何故凄いのか?

『ゲーム・オブ・スローンズ』の第2シーズン以降、彼こそエミー賞に相応しいとファンコミュでは騒がれてきたシオン・グレイジョイ役アルフィー・アレンが、とうとうエミー賞ノミネート!がなのに、7月にノミネが発表されて1月以上!ほぼ何の情報も出てこ…

ゲームオブスローンスのヴァリス圧勝 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない

『ゲーム・オブ・スローンス』のヴァリス役コンレス・ヒルが『ヴェラ・ドレイク』のイメルダ・ストウントンと一緒に主演を務める芝居『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を見てきました。 3時間の上演時間中ずっと笑い転げてました。それも、悪趣味で…

ルトガー・ハウアー追悼 「ブレードランナー」を振り返る

7月19日にルトガー・ハウアーが亡くなった。今年は2019年。当たり役だった「ブレードランナー」のレプリカント、ロイ・バッティの享年と奇しくも同じことになった。「ブレードランナー2049」を頭から否定していたルトガー・ハウアー。彼にとって、また、多…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の微妙にイヤな後味を掘ってみた

昨年末から、爆発的な興行収入をあげげている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。 ラミ・マレックのアカデミー主演男優賞受賞の記事を書きながら、映画本体については何も書いていないことに気づいたアタシ。ハッキリ言って、後味悪い、好きになれない映画だっ…

シオン・グレイジョイ/リークに捧げる In The Woods Somewhere by ホージア

今週のお題「わたしの好きな歌」 もの悲しげなのに不気味なギターのフレージングに戦いのドラムのように威嚇的なパーカッション。そこに震えるようなホージアのヴォーカルが被り、深い闇を感じさせる"In The Woods Somewhere"。聴いた途端に魅せられました…

ラムジー・ボルトン 超悪党の魅力

「スターウォーズ」にはダース・ヴェイダー、バットマンにはジョーカー、「ハリー・ポッター」にはヴォルデモートと、不条理で圧倒的な悪漢がいてこそエンタメ度が増すアクション・アドヴェンチャーの世界。 複雑でリアルな人物像を扱うゲーム・オブ・スロー…

シオン・グレイジョイとラムジー・ボルトンの病みきった関係性 彼はリークから立ち直れたのか(2)

ラムジー・ボルトン(スノウ)とシオン・グレイジョイの不可解な結びつきを深読み、分析しまくるの続編です。 今回は、性的サディズムとか戦時捕虜の虐待とかストックホルム・シンドロームとか、本当に耳障りのよくない話題も入ってますので、嫌なかたは読ま…

シオン・グレイジョイはラムジーの"リーク"から立ち直れたのか?(1)二人の相似性考察

実は、アタシが一番興味を惹かれるストーリー・ラインはラムジー・ボルトンとシオン・グレイジョイの不可解な結びつきです。最終シーズンの熱狂も過ぎ去ったようなので、そろそろこれを語ってもいいかも・・・。 サイコパスの心理とか、代償行為とか、耳障り…

ゲーム・オブ・スローンズのスゴさと最終章最大の欠陥、"夜の王"の機能不全

8年間貯めてきた積立ファンドが半額になってしまったような、どうにもスッキリしないゲーム・オブ・スローンズの終りっぷり。デナーリスやジョン、ティリオンのキャラ展開に無理があったし~~~、地力のある役者順に死んじゃったから、最後はティリオンの語…

サンサ・スターク 凍てついた女王の戴冠 ゲーム・オブ・スローンズと最終話を振り返る

ゲーム・オブ・スローンズ最終シーズンの最終話、欲しがっていたものを手に入れたのは誰かと考えると、"北の女王"となって冠を頂いたサンサ・スタークが一番に浮かびます。サーセイと同じように女王になることが少女時代からの夢だったサンサ。 それでは、サ…

デナーリス/ジョン・スノウ 約された者たちの情念の悲劇 ゲーム・オブ・スローンズ最終話8.6読み直し

ゲーム・オブ・スローンズ最終章・最終話に飲み込まれることができず、ボヤキで終わってしまったビルコンティ。なぜそうなってしまったのかを反省しつつ、物語を支えてきた"約された"ヒロインとヒーロー、デナーリス・ターガリエンとジョン・スノウの物語…

タイレル家潰しは、七王国の復興を考えると間違ってるのだ!ゲーム・オブ・スローンズを振り返る

最終シーズン最終話のエンディング近く、ティリオンの下に集まったブロン、ダヴォス、ブライエニー、サムといった小評議会のメンツを見て七王国の黄金時代に向けた復興の兆しを感じられなかった私目。 なんでかな?そうだ、タイレル家がいないと・・・。 何…