『遊郭編』アニメ放送から配信も落ち着いてきて、何を今さらって時期ですが、やっぱり宇髄天元沼の住民としては、この男を語りつくしたい!「柱最弱」なんて議論が今でも続く以上、そんな解釈は方向違いだって叫びたいわけです。だから、クソでかな推し愛を…
アニメ『遊郭編』の毎週配信が終わってしまい、鬼滅ロスな毎日。第10話宇髄天元vs妓夫太郎のバトルシーンの神作画と撮影で、アニメ史を塗り替える傑作なんて言われますね。アタシ的には、ド派手な闘いの背後にある人間という生物の闇の深さとそれに翻弄され…
動画にケチ臭いマリインスキーが、ワールド・バレエ・デーに本格参加!ってことで、珍しく動画が大盤振る舞いだった今年。それも、大好きな第2ソリストのヤナ・セリーナさんが指導する、テリョーシキナ姉さんがそれを受けてるクラスの動画などあり、夢中にな…
『鬼滅の刃 無限列車編』TVアニメ版公開中ということで、鬼滅ブームがまた熱くなってますね。多くの人から愛されて、感動を呼んでる作品だから、今更感想言うのも野暮。なんで、どうしても気になる夢と無意識領域、そこから見えてくる善逸の心の闇を想像を交…
TV史上ベストエピソードの上位に常にランクインし続ける『水物』。マニアックなドラマなので放送時点で視聴率は稼げなかった。けれども、残酷で美しく、人間がもつ宿業を描き切る悲劇性、濃い~芝居、テンションの高さと、どこを取っても申し分ない!コアな…
「ハンニバルを捕まえてやる、殺してやる」なんて言いながら、いつも結局実行できないウィルを観察し続けた第2シーズンも残すところあと2話。今回もいろいろ妄想してるようですが。どうしてこう、ウダウダしちゃうのか、ウィル・グレアム?ってとこを、考察…
この6月ついに、大好きなオレシア・ノヴィコワがマリインスキーバレエ劇場のプリンシパルになりました。長年ノヴィコワを応援してきたアタシとしては凄く嬉しいけれども、遅すぎるじゃないか!!という複雑な気持ち。その喜びとやり切れなさを、書いてしまい…
前エピソードでは共に人肉を料理し、味わい、絆を深めたハンニバルとウィル。どう見ても、潜入捜査のためというにはやりすぎのウィル。彼はハンニバルを罰したいのか?逮捕したいのか?それとも一緒に生きたいのか?2人の関係がさらに危うくなる、そして深淵…
ハンニバルを恨み殺意を感じているのか、ハンニバルの愛を求めているのか混とんとしているウィル。愛弟子のランドール・ティア―をウィル変成のための供物としたハンニバル。殺したランドールの死体をハンニバルへの贈り物のように持ってくるウィル。2人の不…
進化した人は、より神性に近づくのか?獣性を解放するのか?進化論者であり、常に自分を神と比肩するハンニバルはどちらを選ぶのか?その読み解きが面白すぎ、それに絡んで深まるハンニバルとウィルの関係が濃密になな"獣人編"、考察してみました。
すでにネタバレでご紹介したクギのマンガ作品『キリング・ストーキング』ですが、「これは精神疾患の話。オ・サンウとユン・ウジンの虐待関係に愛があるなんて考えるのは不謹慎」てえのが、全世界的な論調。健全な人生を送るには正しい見解だけど、そう言い…
ハンニバルとのセラピーを再開したウィル・グレアム。それはハンニバルがチェサピークの切り裂き魔だと証明する囮捜査になるのか?それともウィルの混乱をさらに深めるものになるのか?佳境を迎える第2シーズン後半第8話を、読み込んでみました。
誘拐され自分で自分を食べるよう強制されたエイブル・ギデオン、誘拐にまつわる殺人で無罪放免となるウィル、生きて見つかったミリアム・ラス、ハンニバルの巨大なデザインの中で、彼らはどうなっていくのか?読んでみました。
満開の桜の花の樹にくくりつけられ、内臓に花々を活けられた男の死体。シリーズ中でも屈指のゴージャスな殺人作品が登場するこのエピソード。この死体の意味を考えつつ、読み込んでみました。
萩尾望都氏のエッセイ『一度きりの大泉の話』が巷で大騒動ぎ!萩尾氏と竹宮惠子氏が共同生活をしていた貸家の"大泉サロン"解体というか、両氏の関係を決裂させた事件が描かれていて、「どっちが悪いの?」犯人捜しみたいなレビューが溢れ返ってますが、アタ…
大好きなマッツ・ミケルセン主演の『アナザーラウンド』が9月から日本でも公開!ってウレシイ~~!アカデミー賞国際長編映画賞獲得の前から、各国の映画祭をブッチギッてきた名作。本当にね、苦しいことも辛いこともひっくるめて、人生は素晴らしいって教え…
バレエというと、淡い乙女の夢とか恋物語、愛する男に裏切られて泣き崩れる女なんていうイメージが定着しちゃってますが、もっと色んなヒロインがいます。 『愛の伝説』のメフメネ=バヌーは、誰の言うことにも耳をかさず、自分で決断して自分を追い込んで、…
タテに薄切りにされ、アクリル板に入れてアートのように展示された惨殺死体。アタシ的には、TV史上一番ショッキングな死体に吐きそうになった今回のエピソード。こんなことができてしまうハンニバルって、いったい何者っていう見解もさぐりつつ深読みしてみ…
あまり明るい話題がないコロナ禍・コロナ不況のこの頃、生きているのが痛い、苦しいと思うこと多々あるのですが、生きている以上はその痛みを逃れることはできません。究極の逃げ道は死ぬことしかないのですが、果たして死は苦しみに対する癒しになるのか? …
バレエ好きの方とおしゃべりすると、『白鳥の湖』とか『くるみ割り人形』とかの話になることが多いですね。チャイコフスキー作曲だし、世界中で上演されてるし...。でも、ロシアバレエ好きからするといろんなバレエ団の垢がつきすぎて、一番好きからは遠くな…
ハンニバルの手で殺人犯に仕立て上げられたウィル・グレアムの裁判が始まる。5件の殺人と山のような証拠品。救いたいハンニバル、ジャック、アラナ。有罪にしたいプラーネル、フレディ、チルトン。彼らはどう証言し、どう行動するのか?そしてウィルは?
前話の、死体を縫い合わせて瞳のような絵図を創る殺人鬼を巡る捜査の続きとなる本編。モーリス・ベジャールがベートヴェンの交響曲第9番に振り付けた名作上演のドキュメンタリー『ダンシング・ベートーヴェン』冒頭に出てくるカタリ派の教義「世界には善と悪…
ときどき、無性にベン・ウィショー作品が見たくなる。何でだろう?心に染み入るような声だから。脆さとか儚さとか、普段の生活の中では抑圧しとくしかない心の揺らぎに、喰い込むような瞬間があるから...。 てなわけで、2017年の英国BBCドラマ『 The Man on …
第1シーズンのテーマは"誘惑”だと、製作者ののブライアン・フラーは言ってます。人生には無償で手に入るものなどないのに、総てをウィルに与えるように見えたハンニバル。誘惑者を信じきって、ハンニバルがチェサピークの切り裂き魔だという事実を無視し続け…
ドキュメンタリーというジャンルが、どうもアタシは信用できません。嘘をデッチ挙げているとまでは言いません。でも、選択した事実を集めて作っているのは確かで、マクロに見たリアリティの一部を隠して、視聴者に一定の先入観を植え付けるものではあります…
キリング・ストーキングのファンダムを覗くと、シリアルキラーの暴力男オ・サンウの女子ファンが多くて、サンウのファンアートやミームだらけでビックリ~~!確かにイケメンで長身マッチョだけど、「お嬢さん、この男は狂った殺人鬼でっせ。近づいたらあか…
犯罪捜査物ドラマ的にスタートしたTV版『ハンニバル』。ところが、回を追うごとに猟奇殺人のアートっぷりがアップしていき、「こんな犯罪あるわけない!」なシュールで不条理な手口になっていき~~。代わって連続殺人鬼の病理が妙にリアルに描かれ、それが…
○○コンクールとか○○コンテストとか、インチキ臭いと思っているアタシ。昔は、本当に才能ある無名の若者発掘の場だったのかもしれない。でも、今の世の中はすべてビジネスなので、ビジネス上の思惑やら参加団体間の力関係で優勝者が決まることが多く、次席く…
物語の核となるゲラート・グリンデルバルド 役のジョニー・デップが"家庭内暴力男"の汚名返上裁判に敗訴してワーナー・ブラザースから切られ、後釜にマッツ・ミケルセンが決まって、「マッツの方が適任」とか「ジョニデに失敬だからボイコットする!」とか、…
サイコスリラーの傑作とか、不健全すぎる!とか、賛否両論。ストーカーがシリアルキラーに恋したらどうなるのか?って設定もオモロそうだったけれど、BLには興味ないから放っておいたWEBマンガですが、読んだらハマりっきり、読み終わったら収集がつかないほ…