エンタメ 千一夜物語

もの好きビルコンティが大好きな海外ドラマやバレエ、マンガ・アニメとエンタメもろもろ、ゴシップ話も交えて一人語り・・・

映画

『アナザーラウンド』マッツが生きる輝きを教えてくれる ネタバレ注

大好きなマッツ・ミケルセン主演の『アナザーラウンド』が9月から日本でも公開!ってウレシイ~~!アカデミー賞国際長編映画賞獲得の前から、各国の映画祭をブッチギッてきた名作。本当にね、苦しいことも辛いこともひっくるめて、人生は素晴らしいって教え…

ラ・バヤデールが世に解き放たれた瞬間 全幕動画付き コムレワ、テレホワ

バレエ好きの方とおしゃべりすると、『白鳥の湖』とか『くるみ割り人形』とかの話になることが多いですね。チャイコフスキー作曲だし、世界中で上演されてるし...。でも、ロシアバレエ好きからするといろんなバレエ団の垢がつきすぎて、一番好きからは遠くな…

マッツ・ミケルセンは『ファンタスティック・ビースト3』を救えるのか?

物語の核となるゲラート・グリンデルバルド 役のジョニー・デップが"家庭内暴力男"の汚名返上裁判に敗訴してワーナー・ブラザースから切られ、後釜にマッツ・ミケルセンが決まって、「マッツの方が適任」とか「ジョニデに失敬だからボイコットする!」とか、…

『海賊』はバレエの冒険ロマコメ アシルムラトワ/ルジマトフ 全幕動画付き

ジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン』といえば、いわずとしれたディズニーの看板アクションアドヴェンチャー。シリーズ5作を数え、スピンオフも計画されている大人気作品。 バレエにも大ヒットの『海賊』があるので、その原点となる作品…

ちょい悪姉御の「グラン・パ・クラシック」 テリョーシキナ/チューディン 動画付き

バレエが好きと誰かに言うと、チョイっと前までシルヴィ・ギエムのファンかと聞かれて、ムッとすることが多かったビルコンティ。 で、長年バレエ愛好家がギエムの演目と認識していたのを、最愛のヴィクトリア・テリョーシキナがうっちゃりをかけて爆裂圧勝し…

セクシーなお姉さんのキレキレ「ドンキ」 テリョーシキナ グランパ動画付き

セクシーでグラマラス、パワフルでキレキレって、最盛期のブリトニー・スピアーズとか、ジェニファー・ロペスとか、ジャネット・ジャクソンみたいなパフォーマーを見た時に浮かぶ言葉ですが、バレリーナにもそういうお姉さんがいるんですね。 その人の名はヴ…

2人のシャーロック役者が天体衝突な『フランケンシュタイン』

外出規制で各国の劇場が封鎖状態になって、過去の上演策のYouTubeライヴが始まっていますね。中でも強烈にインパクトなのがナショナルシアターライヴの『フランケンシュタイン』。 『トレインスポッティング』のダニー・ボイル演出で2011年上演、『シャーロ…

マリインスキーの『くるみ割り人形』はキラキラ、フワフワ甘~いメレンゲ ソーモワ/シクリャロフ動画復活版

バレエ好きと自認する皆さまとお話すると、子ども時代に『くるみ割り人形』を見てと、うれしそうに話す方が多いのですが、悲惨なバレエ鑑賞体験に悩まされてきたビルコンティは、実際にどんな公演をご覧になったのか、根掘り葉掘りチェックします。 懐疑心だ…

4000万アクセス超の『白鳥の湖』全幕動画付き、マハリナ/ゼレンスキー キーロフ・バレエ

10年前、映画の『ブラック・スワン』が大ヒットしたとき、『白鳥の湖』ってどんなもんよってな感じでみなさんが見にきて話題になり、あっという間に万単位のアクセスを獲得、あまりの人気にワーナー・クラシックスの公式看板コンテンツになったYouTube動画が…

『ジョジョ・ラビット』を見た。イタすぎる現実は、笑い倒してもイタすぎる!

コメディの異才タイカ・ワイティティ監督作品『ジョジョ・ラビット』は、1300万ドルという、助演したスカーレット・ヨハンソンの出演料だけて終わってしまいそうな低予算で製作された作品。 盛大なプロモーションをかけてたわけでもないのに、去年のトロント…

ベン・ウィショーと『パフューム ある人殺しの物語』という奇跡の映画

トム・ティクヴァ監督の2006年作品『パフューム ある人殺しの物語』は、至高の香水を生み出すために殺人を犯し続ける調香師を描く。醜悪で残酷で、とてつもなく美しい映画。アタシ的には当代随一の役者、ベン・ウィショーと出会った記念すべき作品でもあり・…

ベン・ウィショーの『ジュリアス・シーザー』 見事なまでに情けないブルータスの絶妙

実物は、か細くて繊細で存在感もウスいのに、やや情けないキャラづくりに異様な説得力があるので作品のナラティヴを変えてしまい、圧倒的に新鮮な解釈をみせつけてくれるベン・ウィショー。 一部では当代随一といわれる役者のベン・ウィショーが、シェイクス…

ゲームオブスローンスのヴァリス圧勝 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない

『ゲーム・オブ・スローンス』のヴァリス役コンレス・ヒルが『ヴェラ・ドレイク』のイメルダ・ストウントンと一緒に主演を務める芝居『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を見てきました。 3時間の上演時間中ずっと笑い転げてました。それも、悪趣味で…

ルトガー・ハウアー追悼 「ブレードランナー」を振り返る

7月19日にルトガー・ハウアーが亡くなった。今年は2019年。当たり役だった「ブレードランナー」のレプリカント、ロイ・バッティの享年と奇しくも同じことになった。「ブレードランナー2049」を頭から否定していたルトガー・ハウアー。彼にとって、また、多…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の微妙にイヤな後味を掘ってみた

昨年末から、爆発的な興行収入をあげげている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。 ラミ・マレックのアカデミー主演男優賞受賞の記事を書きながら、映画本体については何も書いていないことに気づいたアタシ。ハッキリ言って、後味悪い、好きになれない映画だっ…

アカデミー賞2019 ラミ・マレック~クイーン+アダム・ランバート

今年のアカデミー主演男優賞はラミ・マレックだと昨年の暮れに断言したのが、最近のビルコンティの自慢!映画「ボヘミアン・ラプソディ」は大当たりしてるし、演技力には定評あるラミ・マレックが演じるフレディ・マーキュリーは、フレディのフレディらしさ…