バレエ好きと自認する皆さまとお話すると、子ども時代に『くるみ割り人形』を見てと、うれしそうに話す方が多いのですが、悲惨なバレエ鑑賞体験に悩まされてきたビルコンティは、実際にどんな公演をご覧になったのか、根掘り葉掘りチェックします。 懐疑心だ…
10年前、映画の『ブラック・スワン』が大ヒットしたとき、『白鳥の湖』ってどんなもんよってな感じでみなさんが見にきて話題になり、あっという間に万単位のアクセスを獲得、あまりの人気にワーナー・クラシックスの公式看板コンテンツになったYouTube動画が…
twitterを開いたら、コービー・ブライアントと愛娘ジジちゃんの写真が目に飛び込んできた。女子バスケ界で注目されはじめたジジちゃんの話題かと思って下を見たら「ヘリコプター墜落、死亡」なんちゅう文字が書いてある。 「そんな...」という言葉しか出てこ…
コメディの異才タイカ・ワイティティ監督作品『ジョジョ・ラビット』は、1300万ドルという、助演したスカーレット・ヨハンソンの出演料だけて終わってしまいそうな低予算で製作された作品。 盛大なプロモーションをかけてたわけでもないのに、去年のトロント…
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終シーズンや『ウォーキングデッド』の尻すぼみっぷりにあきれ果て、ドラマを見る意欲を失ってしまったビルコンティ。 そこで、最終話までハイクオリティっぱなしだった番組を考えてたら『ハンニバル』があるじゃないかとDVDS…
人気低迷していたシーズン9のプレミアからさらに34%の視聴率減という、最低視聴率を更新してしまった『ウォーキング・デッド』のシーズンプレミア。 そろそろ打ち切りになってしまうのか?その根深いダメ度を探ってみました。
エミー賞史上最多の32ノミネートを獲得した『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章。12件の最優秀賞を受賞しましたが、プライムタイム部門では2つの最優秀受賞に留まり、残り10はキャスティング、コスチューム、プロダクションデザイン、作曲、撮影、ヴィジュ…
トム・ティクヴァ監督の2006年作品『パフューム ある人殺しの物語』は、至高の香水を生み出すために殺人を犯し続ける調香師を描く。醜悪で残酷で、とてつもなく美しい映画。アタシ的には当代随一の役者、ベン・ウィショーと出会った記念すべき作品でもあり・…
実物は、か細くて繊細で存在感もウスいのに、やや情けないキャラづくりに異様な説得力があるので作品のナラティヴを変えてしまい、圧倒的に新鮮な解釈をみせつけてくれるベン・ウィショー。 一部では当代随一といわれる役者のベン・ウィショーが、シェイクス…
『ゲーム・オブ・スローンズ』の第2シーズン以降、彼こそエミー賞に相応しいとファンコミュでは騒がれてきたシオン・グレイジョイ役アルフィー・アレンが、とうとうエミー賞ノミネート!がなのに、7月にノミネが発表されて1月以上!ほぼ何の情報も出てこ…
『ゲーム・オブ・スローンス』のヴァリス役コンレス・ヒルが『ヴェラ・ドレイク』のイメルダ・ストウントンと一緒に主演を務める芝居『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を見てきました。 3時間の上演時間中ずっと笑い転げてました。それも、悪趣味で…
7月19日にルトガー・ハウアーが亡くなった。今年は2019年。当たり役だった「ブレードランナー」のレプリカント、ロイ・バッティの享年と奇しくも同じことになった。「ブレードランナー2049」を頭から否定していたルトガー・ハウアー。彼にとって、また、多…
昨年末から、爆発的な興行収入をあげげている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。 ラミ・マレックのアカデミー主演男優賞受賞の記事を書きながら、映画本体については何も書いていないことに気づいたアタシ。ハッキリ言って、後味悪い、好きになれない映画だっ…
今週のお題「わたしの好きな歌」 もの悲しげなのに不気味なギターのフレージングに戦いのドラムのように威嚇的なパーカッション。そこに震えるようなホージアのヴォーカルが被り、深い闇を感じさせる"In The Woods Somewhere"。聴いた途端に魅せられました…
「スターウォーズ」にはダース・ヴェイダー、バットマンにはジョーカー、「ハリー・ポッター」にはヴォルデモートと、不条理で圧倒的な悪漢がいてこそエンタメ度が増すアクション・アドヴェンチャーの世界。 複雑でリアルな人物像を扱うゲーム・オブ・スロー…