あまり明るい話題がないコロナ禍・コロナ不況のこの頃、生きているのが痛い、苦しいと思うこと多々あるのですが、生きている以上はその痛みを逃れることはできません。究極の逃げ道は死ぬことしかないのですが、果たして死は苦しみに対する癒しになるのか?
そんなことを考えさせられたこのエピソード、読みこんでみました。
※「普通こんな会話しないよね」なセリフやアートすぎなイメージや音楽も、回が進むほどに重要な意味を持ってくるので、詳しく掘ってます。
- ウィル・グラハムが逃避する場所は
- ビヴァリーに餌を与えるウィル
- ハンニバルの虐待を思い出すウィル
- 死は癒しだと教唆するハンニバル
- 痛みを癒す今週の殺人犯
- ジャックとベラのひととき
- 釣り人が操ってしまった逆心理
- 癒しを奪うハンニバル
- "ガリアの雄鶏"って...
- 狩人の術中に陥るビヴァリー
ウィル・グラハムが逃避する場所は
ボルティモア犯罪者精神病院に収監されているウィルが現実の苦痛から逃げ込む場所はマインドパレスにある川。いつもどおりフライフィッシングをしていますが、今回はアビゲールも一緒。
「アビゲールの父親は狩りを教えたけれども、自分は釣りを教えるのだ」というウィルにアビゲールは答えます。
Abigail:Same thing, isn't it? One you lure, the other you stalk?
アビゲール:同じことでしょう。狩人は追い回すけど、あなたは餌で釣る(誘惑する)ってだけ。
さらに続けて
Abigail:Everybody thinks you're lying about the one that got away.
アビゲール:人は、あなたが逃した魚に関して嘘をついてると考えてるわ。
Will:That's why I have to catch him.
ウィル:だから、奴を捕まえたいんだ。
魚を釣る話をしていたはずなのに、会話の途中で魚は突然him(奴)という、3人称になっています。つまり、これは釣りではなく、ハンニバルを捕える計略に関するアナロジー。
もちろん、このアビゲールはウィルがこうあって欲しいと願う、空想のアビゲール。現実には、虚言癖で人を操る人殺しだったアビゲールとは全く違う、素直で穏やかな理想の娘。ウィルの第2の自我とも言えるでしょう。
ウィルの第2の自我は、ウィルが釣りのように時間をかけて獲物であるハンニバルをおびき寄せる誘惑者だと言っているのです。これは、第2シーズンを通して展開していくテーマです。
さらに、ウィルは餌であるルアーには大事な人の名前をつけるものだと教えて、その名は「アビゲール」だと続けます。
本来のアビゲールではない、自分の夢見るアビゲールに執着するウィル。これも重要なポイント。この執着がどこへ行きつくのか?
なかなか、意味深いオープニングです。
ビヴァリーに餌を与えるウィル
今シーズン第2話の壁画家殺人事件捜査を継続するFBI行動分析課のビヴァリー。
犯人自身が壁画の真ん中に縫い付けられていたことまでは検証できて~~。
視聴者は犯人を縫い付けたのがハンニバルだと知っていますが、彼女はその先が分からず、ウィルのところに相談に来ます。
抵抗した痕跡がないので共犯がいたのではと推測するビヴァリーに、壁画殺人は単独犯、恐ろしく魅力的で洞察力がある第2の殺人鬼、つまりハンニバルに説得されたのだ、とウィルは指摘、
証拠がないというビヴァリーに「見落としている証拠があるはずだから、もっとよく見るように」と説得します。
壁画家殺人事件の捜査協力を餌に、ウィルは巧みにビヴァリーの捜査対象をハンニバルにしようとしているのです。さすがに、見事な釣り師です。
この時点ではハンニバルを疑っていないビヴァリーは、ウィルに捜査協力してもらっていること、第2の殺人犯がいること彼に漏らしてしまいます。それを聞いて、ハンニバルは謎めいた言葉を残します。
Only by going deep beneath the skin will you understand the nature of this killer's pathology.
皮膚の下深く潜り込んで初めて、君にも(第2の)殺人犯の病理は理解できるだろう。
ハンニバルはまるで、ビヴァリーを罠にかけたいかのようです。
ウィルが釣り師なら、ハンニバルはアビゲールの父親と同じ狩人。超一流の狩人が仕掛ける罠が気になります。
ハンニバルの虐待を思い出すウィル
ハンニバルの犯罪を暴いて復讐したい一心の釣り師ウィルは、敵対しあい受診を拒否していた精神病院長チルトンの懐柔を、ちょっとからかうような感じで始めます。ウィルのチルトンに対する軽蔑がビシビシ伝わります。
"charm, focus and ruthlessness 魅力的で集中力があり冷酷"なサイコパスと断定して、ウィルの面会用の檻にも近づかないチルトンですが~~
ハンニバルには口外しない条件で、精神医学界で話題の種となり続けているウィルの脳内をテストし主治医になるという餌を与えられて、いつもの功名心から飛びつきます。
麻酔分析面談の了承署名を得てから、向精神・催眠剤のアモバルビタールをウィルに注射する用心深いチルトン。
頭上の蛍光灯が点滅して瞳孔が収縮し、ウィルに潜むハンニバルの心療室での記憶が呼び覚まされます。
注射をしながら「時計を描いてくれないか」と語りかけるハンニバル。歪んでしまう時計の絵、ピカソの作品のようになるハンニバルの顔。
向精神薬と点滅するストロボライトにより、ハンニバルはウィルにサイキックドライヴィング(心理操作)を仕掛けていたのです。それにより発作を引き起こして、失神や記憶喪失、時間・空間認識以上を誘引していたとウィルは信じ、脳炎も助長したのではないかと疑います。
第1シーズンでは脳炎を無視していただけに見えていたハンニバルですが、ウィルを実験材料にして神経や認識能力まで弄んでいたとは。さらに、脳炎を助長するような、生命を危険にさらす行動。当時のウィルのなつき具合を考えると、あまりにも惨い人でなしっぷり!
ウィルの方も、第1シーズンでは立場をわきまえない甘え癖が目に余りました。とはいえ、いくら彼を捜査現場から遠ざけようとしていたとしても、狩人の行為は残酷すぎです。
自慢話が生きがいのチルトンですから、精神病院を訪れたハンニバルにウィルとの面会がキャンセルになったことを告げ、ウィルの口止めを無視してハンニバルが光療法でウィルの心理操作をしていたことを知ったことも漏らし、
「 We have to stick together.これからは協力しあいましょう」なんて脅しめいたことまで言います。
第1シーズン第11話でギデオンへの心理操作を見抜かれたことへの仕返しのつもりなんでしょうが、視聴者としては残酷な狩人からどんなお仕置をされるのか?用心深いようで迂闊な傲慢チルトンの行く末にゾッとします。
死は癒しだと教唆するハンニバル
「ラザロはいいわね。私には死を超える力のある知り合いなんていないけど…」
と、ハンニバルとともに、レンブラントの名画でキリストによる蘇りの奇跡を描く『ラザロの復活』に見入るジャック・クロフォードの妻ベラ。
末期の肺癌を患いハンニバルのセラピーを受ける彼女は疲れた様子。髪の毛も抜け始め、ジャックの意向をくんで化学療法を受け始めたことを後悔しているようです。不眠や嘔吐の悲惨な現状を語り、「自殺が現状の解決策だと考えると気が晴れる(alive)]というベラに、ハンニバルは特異な死生観を披露します。
I've always found the idea of death comforting.
私は、死という概念が心安らぐものだと常に思っている。
The thought that my life could end at any moment frees me to fully appreciate the beauty, art and horror of everything this world has to offer.
自分の人生がいつでも終わり得るという考えは私を解放し、この世が提供するあらゆる美も芸術も恐怖も存分に味わえるようにしてくれる。
ラテン思想の"memento mori 死を忘るなかれ"。死は目前にあるから、今ある生を謳歌するという考えをさらに進めた、究極のヘドニズム(快楽主義)です。
これに基づいてカニバっている残酷狩人って、これまた、超一流の哲学人にも見えてきます。
さらに、アテナイの法により捕らえられ、「異教崇拝、若者を堕落させた」として極刑を言い渡され、毒殺刑を甘受したソクラテスの故事を引き、
To Socrates, death was not a defeat, but a cure.
ソクラテスにとって死は敗北ではなく、癒しだった。
と、留めの一撃。ぺダンティックな残酷狩人、まるで自殺を教唆するかのよう。ベラには何を企んでいるのでしょう?
痛みを癒す今週の殺人犯
今週の殺人は、頭部に蜂の巣が埋まった死体。
「ヒンズー教では蜂蜜は永生の妙薬だった」などという蜂オタクのFBI 行動分析課員ジミー・プライス。彼は、「死体からは養蜂目的で脳の一部と眼球がえぐり取られた」と説明します。眼窩には微小な刺し傷があり…
シーン変わって、ハリ治療師のキャサリン・ピムズが関節炎の老人を治療しています。痛みを感じる頭部のツボに治療を施してから、眼球を抉り出そうとしてピムズは太いハリをロート老人の眼に差し込みます。
キャア、キャア!このシーンてシュルレアリスムの傑作映画、ルイス・ブニュエル監督ととサルバドール・ダリがコラボした『アンダルシアの犬』へのオマージュだわ~~。と、大歓びするアタシ。女の人が眼球にナイフを刺されるシーンの痛覚と恐怖感がアイコニックな名作です。こういう小技が嬉しい『ハンニバル』なのです。
本題に戻りまして、
ロボトミーでゾンビ状態になったロート老人が公園で発見されるのですが~~
老人を保護して行動分析課のプライスとゼラーが、全身にわたる蜂の刺し痕がハリ治療の経絡に沿っていたことに気づき、ピムズが捜査線上に上がってきます。
ジャックと行動分析課チームが職務質問に訪れると、ピムズはウキウキと相手し、「私は病に悩まされても尊厳ある死を選べない人々の心に平安をもたらしたの...(ロート老人は)痛みもなく歩いていくのを見守っていただけ。捜査の手が伸びるのは分かっていたけれど...」と楽し気に語ります。さらに、
I wanted people to know I can help... I can't make the pain go away, but I can make it so it doesn't matter.
私が助けてあげられるって、皆に知って欲しかったの…私には痛みをなくすことはできないけれど、痛みを感じないですむようにはできるって。
確かに、ロボトミーを施せば痛みは感じなくなります。その空洞に蜂の巣を埋め込み美しい森で眠らせるのは詩的なカタルシスです。でも、患者は死んでしまいます。
病者の痛みからの究極の解放は死でしかありえない、だから自分は究極の救い手だとピムズは確信しているのですね。
ジャックとベラのひととき
ピムズは痛みを癒すために患者を殺害してしまったわけですが 、もっと巧妙なハンニバルは、自殺をほのめかしただけ。でも、多分、ベラは安楽死を考えているようです。
夫婦の寝室で、痛み止めの医療用大麻を吸引するベラ。母親も肺癌だったので、その最後がどんなに悲惨なのか知っている、延命拒否のサインをしてきた伝えます。
「あなたには何もできない時が来るの。痛みを止めて欲しいと懇願するだけの私を最後の記憶にして欲しくはないの」というベラ(ジーナ・トーレス)を
「そんな君を思い出したりしない。俺が覚えているのは、イタリアで初めて会った時の君...いつでも美しい今の君だ…君があきらめても、俺はあきらめない」
と元気づけ、一緒に大麻を吸引するジャック(ローレンス・フィッシュバーン)。
夫を愛しているから醜悪な最期を見せたくない妻、妻を愛しているから少しでも長く、共に生きたいと願う夫。愛しているからこその心のすれ違い。
すれ違いながらもお互いを思いやる、静謐なひと時が流れていきます。
現実でもご夫婦のローレンス・フィッシュバーンとジーナ・トーレスの演技があまりにも自然で、悪夢のように幻想的なドラマ全体のトーンから離れて実人生に思いが戻る、なんとも悲しく美しい、心に残るシーンです。
釣り人が操ってしまった逆心理
記憶が次々と戻るウィル。 第1シーズン第11話、ハンニバル邸をギデオンと訪れた日の混濁した記憶が鮮明になっていきます。
意識が朦朧として痙攣するウィルを、「軽い発作だ」と受け流すハンニバル。
「あなたがチェサピークの切り裂き魔なんじゃないですか?」と問うギデオンに、
「アイデンティティを盗まれるのは嫌なものだ」と答えたハンニバルを思い出し、彼が切り裂き魔であることを確信するのでした。
一方、ハンニバルの言う通り"皮膚の下深く潜り込んで"いくように、壁画殺人犯が他の死体に縫い付けられた痕を詳細に調べなおしたビヴァリーは、その縫い痕が腎臓を2つとも摘出した手術の縫合を隠していたことに気づきます。
早速、ウィルに新発見を報告にいくと、
「第2の殺人犯は(他人の殺人技法をまねる)コピーキャットキラーであり、同時に(内臓を殺人のトロフィーとして摘出する)チェサピークの切り裂き魔。その正体は両方とも優秀な外科医であるハンニバル」だと、ウィルは説得します。
ここで初めて、ウィルはハンニバルがトロフィーをカニバっていたこと、自分も騙されて一緒に人肉を食べさせられていたことに気づき、嫌悪感に震えるのでした。
ハンニバルの危険性を改めて認識したウィルは、「ハンニバルに近づくな。ジャックにすべて打ち明けろ」と忠告するのですが、「証拠がなければジャックには報告できない」と、ビヴァリーは受け付けません。
ビヴァリーは第1シーズン第4話でも、見事な射撃で少年を誘拐犯から救った優秀な捜査官。自身も誇りも人一倍です。
彼女があやふやな相談を上司に持ち掛けるなんてありえません。そんな彼女に「ハンニバルに近づくな」というい言葉が抑止効果を持つのでしょうか?
FBIに捜査協力するようになったハンニバル、捜査官の前では物腰穏やかで不器用な医者として振舞っています。だから、ビヴァリーもハンニバルが獰猛な肉食獣だなんて思っていない。タカをくくっています。
そうなると、「ハンニバルに近づくな」というい言葉から「ハンニバルに 近づけば手がかりが掴める」という逆心理が働いて、ビヴァリーを蛮勇に駆り立てるというシナリオが見えてきます。
ウィルも優秀なプロファイラーであれば、この程度は見抜けるはず。これまた、一種の疑似餌なのかと疑ったアタシでした。
故意でなくてもビヴァリーを追い詰めるのは確か。ウィルの倫理観に疑問を持ち始めたアタシでした。
癒しを奪うハンニバル
ハンニバル のセラピーに、珍しく盛装してベラがやってきます。化学療法の度に弱っていくという彼女は、歩くのもおぼつきません。
そして、「これまでのお礼に」と"ガリアの雄鶏"が刻まれた20フラン金貨をハンニバルに贈ります。自殺を決意したベラはモルヒネを過剰摂取、ジャックに辛い別れを告げたくない、ハンニバルから「愛している」とジャックに伝えて欲しいと、セラピーを死に場所に選んだのでした。
興味深げに意識を失っていくベラを見守り、「さようなら、ベラ」と告げるハンニバル。彼女の自殺を受け入れたのかと思っていたら、もらった金貨を放り上げ、表が出たか裏が出たか確認するハンニバル。そこから、おもむろにベラ救命の措置を始めます。
ジャックに付添われて病室で意識を取り戻すベラ。ハンニバルが「申し訳なかった」とベラに金貨を返すと、「出てって頂戴!」と、ベラはハンニバルを平手打ち。
誇り高いハンニバルは思いっきり不愉快そうですが、そりゃ、ぶたれて当然でしょう。
人の生死をコイントスで決めるとは、なんとも人命の重みを無視したハンニバルらしい非情なユーモア。
ベラを失いたくないジャックを思いやる、ベラを生かしてジャックを捜査に集中させないという配慮もあるかと思うのですが、「死は癒し」だと自分で吹聴しておいて、その癒しを奪うとは、ベラの命と心をおもちゃにした、思い切り残酷な仕打ちです。
ハンニバルはジャックにとっては妻を助けてくれた親友ですが、ベラにとっては窮極の裏切り者ですよ。
"ガリアの雄鶏"って...
BGMやインテリアにも、さまざまな象徴がこめられている『ハンニバル』シリーズ。
20フラン金貨が気になります。
"ガリアの雄鶏"ってフランスのエンブレムではありますが、1898年から1914にかけて鋳造されたこの金貨の価値は高くて5万円くらいですかと。
なのに、なんでわざわざハンニバルのセリフにまで出てきたのかってんで、憶測をめぐらすと~~
ぱっと頭に浮かんだのは、アルチュール・ランボーの詩集『地獄の季節』の中の一篇『おお季節よ、おお城よ』なんですね。
その一節に、中原中也訳だと「ゴール(ガリア)の鶏の鳴くたびにその幸福に敬礼だ」なんて表現があるんですけど、難解でいいたいことがちっとも分からない。
しつこく調べてみたら、ご家族による校閲が入った普及版だと本文は"O vive lui, chaque fois Que chante le coq gaulois"なんですが、手稿だと"le coq gaulois"が"son coq gaulois 奴のガリアの雄鶏"ってなってるんですね。後者のcoqって、あからさまにスラングの"一物"の方でしょう。
だから、元の原稿だと「奴の一物が雄叫びを上げるたびに、万歳って気分になるぜ」ってなるわけで、この文脈で読んでくと『おお季節よ、おお城よ』って、あけすけな恋愛詩になるわけです。
てなわけで、喰えない男のブライアン・フラーですから、「注意して読めば意外にあけすけなロマンスなんだよ」っていうサブテキストをこの金貨に入れ込んだのかな…。
と、思いました。ハヒ。
狩人の術中に陥るビヴァリー
ジャックとハンニバルが入院したベラの元にいると知ったビヴァリーは、令状もなくバックアップもいない状態でハンニバル邸に忍び込みます。
鍵のかかった貯蔵室の冷蔵庫に収められた内臓をみつけたところまでは良かったのですが。
怪しげな地下室があることに気づき、そこに監禁されている女性を見つけるのですが~~
その背後には人影が!照明のスイッチを入れると、恐ろし気な形相でハンニバル仁王立ちしています。ビヴァリーが銃を構えようとすると、壁面にかけた武器らしきもの取って電光石火で消えるハンニバル。速い!形相だけでも怖いのに、人間離れしたスピードが実に獰猛に見えて、怖さ倍増!
シーン変わって、ハンニバル邸のダイニングの床。銃声が聞こえ、床を銃弾が貫いていく。ということは、射撃自慢のビヴァリーの弾はハンニバルに当たっていない。
地下室の女性は誰なのか?
釣り人におびき寄せられ、狩人の罠に落ち込んだビヴァリーを待つのは、どれほど悲惨な末路なのか?
超クリフハンガーなエンディング。
そして、何よりも尊厳ある死という救済と何が何でも延命することのどちらが重要なのか?生きるクオリティを生きることよりも優先すべきなのか?
考えさせられた今週の殺人とベラの決意。
ミチミチに内容濃いエピソードでした。