ウィンターフェル城の地下墓所に現れるジョン・スノウ。生みの母リアナ・スタークの彫像の前を通ると、リアナが兄のネッドに託した「あの子を守って」という言葉がが聞こえてくる。
リアナの許嫁だった簒奪王ロバート・バラシオンの怒りからジョンの生命を守るために、妻キャトリンの信頼を裏切ってもジョンを自分の落し子として育ててきたネッド一生の誓いとなったあの言葉ですね。
ジョンが通り過ぎたところで彫像から落ちる一枚の羽。この羽は第1シーズンで、リアナへの思いが断ち切れないロバートがリアナ像に捧げたもの。第5シーズンではサンサが床に落ちているのを拾い上げたことから、ジョンの本当の父、当時の王子レイガー・ターガリエンがロバートからリアナを奪ったことが何万もの命を奪った戦争の発端になったという話題につながっていく。
4月の最終シーズン放送を前に、1月配信の短小ティーザー予告編をジワっと読み込みま~す。
そして、サンサとアリアが墓所を歩むシーンに被る「我が家にこんな恐ろしい不幸が降りかかったのは、すべて私が母なし児を愛せなかったから」という呟き。これは第3シーズンで二人の母であるキャトリンが、長子ロブの嫁タリサにした告白。
夫ネッドを新王ジョフリー・バラシオンに反逆罪で処刑され、娘二人を人質に取られ、下の息子二人をシオン・グレイジョイに殺され、仇討ちの負け戦に調子のロブが追い込んでしまったとと信じるキャトリンの悔恨。ロブの右手となったはずなのに彼を息子として受け入れることができず家から追いやり、そればかりか罪のない幼児の彼が病気で死ぬことすら願ったジョンへの深い憎悪。キャトリンの業の深さが沁み出す告白でありました。
さらにカメラはジョンに戻って、「お前はスタークだ。お前は私の名前を継ぐことはないが、私の血を受け継ぐ者だ」という、ネッドがジョンに伝えた別れの言葉が聞こえてくる。
このティーザーはスタークでありターガリエン、氷と炎、王座を継ぐものというジョンの宿命が語られております。
そして、「一匹狼は死す、群れは生き延びる」というスターク家の信念どおり、ジョン、サンサ、アリアが一堂に会するのですが、ブランがいません。
ブランはスタークでなく、三つ目の鴉になりきってしまうのか?
最後に登場する三人の彫像、ジョンは老いているのですが、サンサとアリアは若いまま。彼女たちは第8シーズンを生き延びることができないのか?
迫り来る霧、凍っていく”王の羽”。白い霧は夜の王とホワイト・ウォーカーのシンボル。夜の王は鉄の玉座、七王国を打ち砕いてしまうのか?
謎が謎を呼ぶティーザー予告編。本放送が待ちきれません!!!
次の予告編で本編がもっと入ってくるはずなので、せめて、それが観たい~~~